操作方法


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基本的な使い方 予行練習 停止の確認 補足
具体的な操作方法
 追加記録
 AP_Open - アプリの起動
 SHOW_MSG - メッセージフォーム
 MSG_BOX - メッセージボックス
 LIST_BOX - リストボックスボックス
 INPUT_BOX - インプットボックスボックス
 文章入力
プログラム固有情報の設定方法
CSVファイルからの連続入力


基本的な使い方

解凍して出来たフォルダ(マウスレコーダー)内のMouseRecorder.exe」ダブルクリックするとプログラムが起動します。

・予行練習

記録」ボタンをクリックして、マウスをグルグルと2,3回まわして下さい。
その後、「停止」ボタンをクリックします。(記録が停止)
再生」をクリックすると、今の動作が再生されます。

・停止の確認

次は、「記録」をクリック、マウスを10回ほど回した後、「停止」します。
「再生」をクリック後、マウスが動き出したら「PAUSE」キーを押します。
動きが止まったら「F5」を押して見て下さい。動きが再開します。
次は、「PAUSE」キーを押した後に「停止」キーをクリックして下さい
再生が中止されます。

([設定]で[マウス操作による停止]がオンであれば、
 再生中に手動でマウスを大きく動かすことでも中止できます。)

以上を確認したら、サンプルを実行してみましょう。

「ファイル」「開く」から「サンプル」フォルダ内の「sample1(メモ帳と電卓).dat」を選択して「再生」をクリックしてみてください。
メモ帳電卓の一連の操作が開始します。約一分ほどのデモです。

その他のサンプルもお試し下さい。

補足:

・サンプルを開始する前に、停止の方法(PAUSEキー)を確認しておいて下さい。
  (再生中に手動マウスを動かすことでも中止できます。)

・マウスやキーの入力が速い場合は、記録漏れが生じる可能性があります。


具体的な操作方法

★追加記録

 1.記録開始状態を設定
   再生するか手動にて、次の記録開始前状態を設定

 2.記録済みの最終行を選択
   「記録」「選択行の次から記録」にチェックを入れる

 3.記録開始
   →選択行の次から記録が開始される。


追加記録

★「AP_Open(アプリの起動)」の追加方法

 使用例:IEダミーログイン同梱サンプル sample1,3,5,6  

1.実行行確保

既存の行を選択、または新規に行を追加後にダブルクリック
→「編集フォーム」が表示される。

実行行確保
 

2.「event」コンボボックスから「AP_Open」を選択

→左側に「開く」ボタンが表示される

AP_OPEN追加

3.「開く」をクリックする

→「アプリ起動と初期設定」フォームが表示される

4.起動したいアプリを、コンボボックスのリストから選択、

または、フォルダを開いて直接指定する。
[位置指定]ボタンをクリック→指定したアプリが起動される。
(パラメータ渡しで起動したい場合は、パスが表示されているフィールドをダブルクリック。
表示される編集フォームでパラメータを追加して「OK」。パラメータ渡しで再起動される。)



4.アプリ選択

5.アプリの位置とサイズを設定する

→起動されたアプリ上にマウスを移動すると、「アプリ起動と初期設定」フォームに
アプリの状態が表示される。
サイズや位置を変更する。(ターゲット上にマウスを移動しないとアプリの状態は表示されない)


5.位置とサイズ設定

6.状態固定

PAUSE」キーを押すと状態が固定される

7.「OK」ボタンをクリック

8.「編集フォーム」で「OK」をクリック


ウィンドウの位置指定をしない場合

DOSコマンドバッチファイルを実行するような場合には、ウィンドウ位置は関係ないので、
右図のように「位置指定」は表示されない。

下図は、DOSプロンプトからエクスプローラーを起動する例




Modal スイッチについて

オンの時、起動したアプリが終了するまで、マウスレコーダーは待機(次のステップに移行しない)する。
オフの時は、起動したアプリと無関係に実行されていく。

下図は、Modalオンで「メモ帳」を起動する例。
メモ帳が閉じられるまで、次の行に移行しないで待機する。




★メッセージフォーム表示

使用例:通常サンプル(Jump)sample1,3,5,6

1.実行行確保

既存の行を選択、または新規に行を追加後にダブルクリック
→「編集フォーム」が表示される。

2.「event」コンボボックスから「SHOW_MSG」を選択


→左側に「開く」ボタンが表示される

2.SHOW_MSG追加

3.「開く」をクリックする

→「表示メッセージ」フォームが表示される

4.情報設定

現在の状態が再生時に再現されるので、
・位置、サイズ、表示文言とフォント/サイズ
・必要に応じて背景色、透明度
を設定後、メニューの「OK」ボタンをクリック
(注:再生時には、タイトルとメニューは表示されない)


4.情報設定

5.「編集フォーム」で「OK」をクリック

再編集したい場合は、本体のリストからSHOW_MSGの行を
ダブルクリックして、上記3,4を実行
なお、「メッセージフォーム」は再生終了時まで継続表示されるので、
非表示にしたい時は、行を確保後、「CLOSE_MSG」を追加する。

自動で閉じたい時は、コンボボックスで閉じるまでの時間(秒数を指定する。
空白またはの時は「CLOSE_MSG」が発行されるまで表示を続ける。


追加された情報


★メッセージボックス表示  使用例:メッセージボックスの表示と応答判別法

ユーザへの通知、およびユーザーからの応答を得ることが出来る。これにより、ユーザーの選択により以降の処理を動的に変更することが出来る。

表示時に指定できるパラメータ

タイトル:タイトルバーに表示する文字列式を指定(省略可)
表示するボタンの種類
表示する文言
表示位置 :左位置(left)、上位置(top)をピクセル単位で指定可
  指定が無い時(どちらかが空白)はウィンドウの中央に表示される

例、

「1 OK+キャンセル」のようにOptionを選択し、文言を入力する。長い文言を入力する時は「開く」ボタンをクリックして入力用フォームを利用すると便利である。改行も入力可。
実行して見ると、下図のようにメッセージボックスが表示される。



    ↓

応答

 ユーザが押したボタンの種類
ボタン情報は共有変数 %FuncRet% に格納される。(%MSGBOX%にも格納)
この変数を判定して処理を決定できる。
具体的には、右図のように記述する。右の4行は

001 OKとキャンセルボタンのメッセージボックスを表示
002 押されたボタンが「2」であれば、ENDにジャンプ
003 それ以外であれば、10秒間Wait
004 終了行

各詳細情報

変数指定

補足

表示を閉じて自動的に次のステップに移行したい場合

MSG_BOXは常にボタン押下を待ちます。
一定時間何もボタンを押されない時、自動的に閉じたい場合は
SHOW_MSGを使用してください。 SHOW_MSGには、
 ・自動続行機能:一定時間応答が無い場合、次のステップに移行
 ・自動更新機能:内容を定期的に書き換え
 ・モーダルウィンドウ(Modal Window)機能、       

などが、あります。




★リストボックスボックス表示

ユーザが項目を選択できるリストボックスを表示する。

表示時に指定できるパラメータ

タイトル:タイトルバーに表示する文字列式を指定 - 「編集」フォームで指定(省略可)
プロンプト:ボックス内にメッセージとして表示する文字列(省略可)
リスト:選択リスト(リストボックスで追加設定)
既定値:選択している項目を既定値とする
自動応答:ユーザーが選択しない場合、既定値で自動応答する。
  単位:秒、空白を選択すると、無制限に待ち

表示位置:編集時のフォーム位置が記録される。

編集時のイメージ

下図が実行時のイメージ
入力待ちの残り秒数(21)が、フォームの右上に表示されている。



編集中のイメージ


実行時のイメージ

作成例

下記を開いてメモ帳に貼り付けて、「ファイルの種類」を「全てのファイル」、拡張子を「dat」にして保存すると実行できます。

リストボックスとインプットボックスの例

説明

リストボックスで「好きな果物」のリストを表示
ユーザーの応答が無い時は、30秒で既定値を応答
応答が「該当なし」であれば、
入力用のインプットボックスを表示
ユーザーの応答が無い時は、30秒で既定値を応答
最後のメッセージボックスに結果を表示

それぞれ「キャンセル、cancel」をクリックされた時は「キャンセルされました」のメッセージを表示

応答

ユーザが選択した項目
    %FuncRet% に格納される。(%LISTBOX% にも格納)

変数指定


★インプットボックスボックス表示

ダイアログ ボックスにメッセージとテキスト ボックスを表示し、文字列が入力されるか、またはボタンがクリックされると、テキストボックスの内容を返す。

表示時に指定できるパラメータ

タイトル:タイトルバーに表示する文字列式を指定 - 「編集」フォームで指定(省略可)

プロンプト:ボックス内にメッセージとして表示する文字列(必須)
既定値:ユーザーが何も入力しない場合に、テキスト ボックスに既定値(省略可)
表示位置:編集時のフォーム位置が記録される。

自動応答まで:ユーザーが選択しない場合、既定値で自動応答する。
  単位:秒、空白を選択すると、無制限に待ち
  選択リスト以外の値も入力可

変数の指定も可

編集中のイメージ


設定されたパラメータ

実行時のイメージ


応答

ユーザが入力した文字列 − %FuncRet% に格納される。(%INPUTBOX%にも格納)

変数指定

変数の使用も可
下図はタイトル〜既定の入力値までを変数で指定した例



設定値




注意
リストの値間は手入力できないセパレータがあるので、既存のセパレータを消さずにそのまま利用すること。
(スペースに見えるが、スペースでは無いので注意!)

★Input_Keys(半角英数文字列入力)

半角英数文字列を入力する場合に使用。

  Key_Down / Key_Up を文字列に対応させたマクロ機能


指定:

  入力文字列
    入力する半角英数文字列
    (全角文字列の混在はエラー)

  間隔(ms)
    1文字の入力間隔をミリ秒で指定
    (既定値=10ms)


全角文字列が混在する場合は、後記の「文章入力」を使用


★文章入力

長文を入力する場合、IMEを利用すると大量の行が必要となる。
また、IMEの初期状態も問題となる。よって、
長い文章を入力する場合は、本機能を利用すると便利。

1.実行行確保
  既存の行を選択、または新規に行を追加後にダブルクリック
  →「編集フォーム」が表示される。

2.「event」コンボボックスから「文章入力」を選択
  →下側(other2の左)に「開く」ボタンが表示される

3.「開く」をクリックする
  →「文言編集」フォームが表示される

4.文言(文章)を入力

5.「OK」ボタンをクリック

6.「編集フォーム」で「OK」をクリック

time について

time は、そのコマンドを実行するまでの待機時間(間)
 (全てのコマンド共通)
time を 1000 とすると、そのコマンド行を実行する前に1秒間停止
文字入力速度は、ツール→設定→速度→文字入力速度で指定
文字の入力速度は「ツール」「設定」「文字入力速度」で設定
補足:句読点毎に作成し、時間を1000(1秒)ほどに設定すると、
メリハリのある入力となる。

入力方法について



 空白1文字単位で入力
 一括:フィールドにデータを一括して入力
    (既存データに上書き
 継続一括:既存データを残して、その後ろにデータを一括入力

 エクセルのセルのような入力フィールでは、一括入力でも文字単位に解析され、次々に上書きされるようです。
このような場合、継続一括とすると、文字列を正常に入力されます。

★プログラム固有情報の設定方法


プログラム単位で動作環境を指定したい場合に使用します。


再生時、本体を邪魔にならない場所サイズに設定、
再生速度回数制限時間をデータに埋め込む機能
 →再生時の初期位置状態の設定の面倒が省ける。
 (デモ作成時には必須機能)

以下は、記録前、記録後のどちらでも可

1.固有情報の設定

本体の位置とサイズを設定後、「記録」「プログラム固有情報の設定」をクリック
  →「プログラム固有情報の設定」フォームが表示される 下A図
  「本体位置」は、設定フォームを呼び出したときの位置/サイズとなる。

2.再生時の情報を設定

再生開始時に指定できる情報は下B図

本体位置:再生時のフォーム位置とサイズ
トレイ収納:再生開始時にフォームをタスクトレイに収納
再生回数:再生する回数を指定
制限時間:繰り返し実行する場合の再生上限時間
保存用フォルダ:ダウンロードなどのファイル/データを保存するフォルダパス
軽エラー続行:軽度のエラーの場合は無視して続行する
再生終了MSG:再生が終わると“再生を終了しました”のメッセージを表示

3.設定を反映

設定後、「OK」をクリック    →本体に戻る。

この情報は、プログラムの一行目に自動的に挿入される。下C図

よって、この時、「記録」→「選択位置の次から記録」に自動的にチェックが入る 
「記録」をクリックすると、選択している行の次から記録が開始される。
変更したい時も「記録」「プログラム固有情報の設定」から行う。


A.プログラム固有j情報の設定




B.設定できる情報


C.プログラムへの組み込み


★CSVファイルからの連続入力   使用例:sample3(CSVファイルからの連続入力).dat

Excelなどで作成したリスト(CSV形式)を、逐次カレントフィールドに入力。
 ダブルクォート「"」、カンマ「,」改行も文字として入力可(RFC 4180準拠)
 まず、Excelで入力するリストを作成し、カンマ区切りのCSVファイルとして保存



以降、マウスレコーダーの手順

リスト読込

行を追加(無行時は「行追加 上」)後に編集
eventに「リスト読込」を選択 下図
左側に表示される「開く」をクリックし、CSVファイルを選択後「OK」。
(編集フォームで必須なのは、event,other2,timeのみ、以外は無視される。)



2.ターゲット起動

eventで「OPEN_AP」を選択し、入力するアプリを指定する。

3.記録開始

最終行を選択し「記録」メニューから「選択位置の次から記録」にチェック。
「記録」ボタンをクリックして記録開始。
入力するフィールドを実際に入力する感覚で順次クリックしていく。
(入力は不要、クリックだけでよい。)


4.記録終了

5・編集

レコーダーに記録されたリストからLEFT_DOWN,LEFT_UPを探す。
LEFT_UPの直後に行に、eventから「逐次入力」を追加していく。右図
(この動作をフィールド数分繰り返す。「コピー」「貼り付け」を使うと便利)
不要な行を削除して、編集した記録ファイルを「名前を付けて保存」で作業終了



追記:「逐次入力」はカーソル(キャレット)のあるフィールドに文字が入力される。
   (マウスポインタの位置では無い。よってマウス座標は不要  下図イメージ)





ダウンロードファイルに添付のサンプル
sample3(CSVファイルからの連続入力).dat は1画面1レコードを想定し、画面単位に全レコードを入力する例です。

個別にレコードを指定し、フィールドに入力したい場合は下記を参照してください。

   CSVファイルから個別レコードの入力例



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