ルバーを使用して、作成済みのシフト表を均等化してみます。
各人の勤務日数が全員の平均勤務日数に、なるべく近くなるようにすることですから、
「
勤務日数の
分散を最小化」と表すことができます。
分散:

個のデータ

,

, …,

,

からなる母集団があって、

をそのデータの相加平均とした時に、

の相加平均
エクセルでは、
VARPA関数で求めることができます。
下図では、各勤務ごとの分散、および、合計の分散をとって、その和を求めています。
この
分散の和を最小にするのが
目的セルとなります。
VARPAは分散を求める関数
結論を先に書くと、
ソルバーでは満足する解は得られませんでした。
ともあれ、とにかく、やってみましょう。
ソルバー条件設定フォーム
前項までの結果として、過不足は0として求まっていますので、
過不足(
L19)=0、不可条件(
R20)=0 を制約条件とします。
目的セルは、
分散合計を最小化
実行結果
開始前の状態
計算終了
結果
何も変わらず計算を途中で放棄!
条件の設定は間違っていないように思えるのですが、なぜか、うまくいきません。
よって、ソルバーでの最適化はとりあえず保留!。
次ページ以降では、本シリーズの途中で使用したアドイン「均等再配列」を利用して最適化します。