2010/11/8 7:43 更新コウシン
テキスト ボックス: 作成例
条件待ち(Wait)と条件分岐(Jump)命令を使った作成例を、同梱の
「あっち向いてホイ.dat」を例に解説

                     所要時間 初回:40分 2回目10分
                            意外と短時間で出来ます。
テキスト ボックス: 「あっち向いてホイ」の動作は、下図のように4つのパーツから成り立っている。
それぞれを、個別に記録して、EXCEL上で合体する。
テキスト ボックス: 前準備
 作業用にEXCELを起動しておく
 (メモ帳でも良いが、EXCELの方が使いやすい)
テキスト ボックス: レコーダーの初期位置状態を設定
1.レコーダー本体を適当な位置に移動、サイズを調整する。
2.「記録」「プログラム固有情報の設定」をクリック
3.フォームが開いたら、そのまま「OK」をクリック
INITコマンドが記録される
ここまでの記述キジュツレイ Excel Book に取り込んだイメージ
テキスト ボックス: ステップ2 レコーダーに貼り付ける
テキスト ボックス: Excelシート上のデータをレコーダーに貼り付ける
1.レコーダーを「新規」にして、Excelにコピーしたデータを貼り付ける。
 範囲を選択するのも面倒なので、シートを全選択して、レコーダーに貼り付ける

これを実行してみる。

・アプリが起動
・マウスポインタが「Start」位置まで移動
・「スタート」をクリック後、表示不フィールドに移動
・「左」ボタンに移動、クリック、「Start」ボタンの位置に移動
・「右」ボタンに移動、クリック、「Start」ボタンの位置に移動
の動作をすればOK
テキスト ボックス: ステップ3 分岐命令(Jump)を追加
テキスト ボックス: Aラベル名「S」の最後は、表示される文字により、B左ボタンへの移動(ラベル名「L」)とC右ボタンへの移動(ラベル名「R」)の分岐箇所なので、3行追加して待ち命令(Wait)と分岐命令(Jump)を記述する。

それぞれの設定は下図

下左
 ^[右,左] point
 point(マウスポインタのあるフィールド)の文字が、
 「右または左」では無い場合が真 → 真の時Waitする

下中、下右
 同様に表示文字により、それぞれのラベルにJumpする
ここまでの記述例
テキスト ボックス: ステップ4 後始末
テキスト ボックス: 最後に、不要な行を削除して完成
ここまでの記述例
テキスト ボックス: 下図はサンプルの「あっち向いてホイ」のマウス移動(MV)を全て削除したもの。
なお、MV行を削除してしまうと、非常に短いプログラムであることがわかる。
(サンプルでは最後の部分が上記例と少し異なる)
@
テキスト ボックス: @開始動作
 「Start」ボタンまでマウス移動
A「Start」をクリックして、表示フィールドに移動
B「左」ボタンに移動後、クリックして「Start」ボタンまで戻る
C「右」ボタンに移動後、クリックして「Start」ボタンまで戻る。ここでは、「Jump」では無く「Loop」を使っている。(10回ループ)
A
B
C
テキスト ボックス: 「あっち向いてホイ」の「×」ボタンをクリック
D
テキスト ボックス: 補足1
テキスト ボックス: マウス移動(MV)を全て削除する方法
テキスト ボックス: 記録済みのデータ上で、右クリック
表示されるポップアップメニュー(右図)で
@「マウス移動(MV)のみ表示」をオンにする
 →MV行のみが表示される
A同メニューで「全て選択」をクリック
 →MV行が全て選択状態になる
B同メニューで「選択行を削除」をクリック
 →MV行が全て削除される
C「マウス移動(MV)のみ表示」をオフにする
 →全ての行が表示される
 (MV行は削除されている)
テキスト ボックス: 補足2
テキスト ボックス: レコーダーからExcelにデータを貼り付ける場合、データが「"」(ダブルクォート)で囲まれている場合、Excelは勝手に「"」を外してしまいます。たとえば、レコーダー上で

"<PROGRAM_FILES>\Internet Explorer\IEXPLORE.EXE" http://xxx.yyy.zzz/dummy_page.html

のデータをExcelに貼り付けると、Excelは勝手に解釈して「"」を取り払ってしまい

<PROGRAM_FILES>\Internet Explorer\IEXPLORE.EXE http://xxx.yyy.zzz/dummy_page.html

となります。これをレコーダーに戻して実行すると、当然、正常には動作しません。
よって、この場合は手動で「"」を補ってください。

注:「"」があるデータには気をつける。
 レコーダでコピー時に「"」をエスケープするとExcelではうまくいきますが、メモ帳に貼り付けた場合におかしなことになります。困ったものです。