最適化処理

作成済みのシフト表を、最適化(均等配置)します。
最適化できる項目は以下

個別勤務日数:各勤務が各メンバーに割り当てられる偏り(分散)の合計
優先勤務:特定の勤務を重点的に均等配置

単勤/単休:休みに挟まれた1日だけの勤務、勤務に挟まれた1日だけの休み、
    それぞれ総日数と各人に対する偏り(分散)

休日出勤日数:休日に指定した日に割り当てられた勤務の各人に対する偏り(分散)

それぞれを、今期と累計のどちらに、どのくらい重点を置くかを荷重(数値)で指定。
・今期(シフト表を作成する期間)、累計(過去数期と今期の合計)

分散値x荷重の値を小さくするように最適化するので、荷重値が数値が大きい項目が均等化されます。

分散:偏りの度合いを表します。
 全員に均等に割り当てられた場合の値は「0」
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最適化荷重設定フォーム

メインフォームからの呼び出し(設定のみ)

あらかじめ設定しておくと、設定値に従ってシフト表が作成されます。
 

オプションメニューからの呼び出し(設定と実行)

作成済みのシフト表を最適化時に使用
 

A.勤務割当荷重

値が大きいほど、最適化時に重視。
「0」を指定した場合は、最適化対象外。

優先勤務

特定の勤務を特に均等化したい場合に使用。
略称を選択した場合に有効となります。「特定勤務を優先して均等化」を参照

B.単勤/単休割当荷重

単勤:休みに挟まれた1日だけの勤務
単休:勤務に挟まれた1日だけの休み

値が大きいほど、最適化時に重視。

C.実行

作成済みのシフト表を最適化するには、
オプションメニューから設定フォームを呼び出して実行します。

勤務交換

分散(割当の偏り)を小さくなるように、勤務と勤務を交換します。
勤務の交換なので、単勤/単休、または、休日出勤の総数や分散には影響しません。

休み交換

分散値が小さくなるように、休みと勤務を交換します。
単勤/単休、または、休日出勤の総数や分散に、大きく影響します。

ランダム交換

勤務と勤務、勤務と休み、をランダムに交換します。

注意事項

特定の値だけを極端に大きくすると、その項目だけが特に重視されます。
その結果、他の項目は相対的に軽視されて偏りが大きくなるので、相対的なバランスが重要になります。

設定例:勤務割当均等化

均等化対象のシフト表(デフォルト状態で作成)
 

・割当勤務日数の均等化

勤勤の割当を「累計(過去+今期)」重視で、最適(均等)化します。
設定する値は、個別勤務日数 累計 を「100」に変更(←「10」)
 

実行後の解析結果とシフト表

解析結果
 

全体的に均等化されています。
 
 

・特定勤務を優先して均等化

夜勤に重点的に均等化してみます。
優先勤務を「夜」、荷重を「累計」「100」にして作成してみます。
 

実行後の解析結果とシフト表

実行後の解析結果

シフト表


設定例:休み割均等化

・単勤/単休総数抑制

勤務、休み、それぞれ、なるべく連続するように、
単勤/単休の総数を小さくします。
 

実行後の解析結果とシフト表

解析結果

単勤:0←18
単休:46←97

単勤の個数が「0」になったので、分散も「0」になっています。(全員が等しい値)
 

シフト表

少し判りづらいですが、1日だけの勤務は消失しています。
 

・休日出勤の均等化

休日の出勤を、各人に(なるべく)均等に割り当て(るように)ます。
 

実行後の解析結果とシフト表

実行後の解析結果

休日出勤 累計が、1.829 ← 2.933 と、なりました。
そのかわり、値が増加する項目も出てきます。
 

シフト表

休日出勤の日数が、各人で(少し)均等化されています。
 
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