連番昇順リストの配列は、行番号を利用して作成するすることができます。


下図はその方法の例

@: セル範囲を指定
   A1:A15までの行番号をROW()関数で取得している。
   1〜15までの15行分が配列として作成される。

A: 行を指定
   1:15 のようにすると、行全体が指定される。
   同じく、1から始まる15行分の連番リストが生成される。
   @より、若干、短く記述できる利点あり。

B: 文字列式をINDIRECT関数で範囲オブジェクトに変換。
C: おなじく、INDIRECT関数でセルの値を指定して変換。
   行範囲をセルの値で指定できる利点あり。

D: OFFSET関数で、リストの高さを指定。
   Cと同じく、セルの値で指定できる

下図CとDで #N/A と出ているのは、作成しようとしている範囲より、配列数式の行範囲が小さいために発生している。
この#N/A部分を配列数式内で参照すると、式自体がエラーになるので注意(工夫)が必要になる。





これらの方法を用いて、配列数式の部品として、さまざまな用途に利用できます。

  例:
     MID関数の取り出し位置、RANK関数の順位、SMALLLARGE関数の順位、
     INDEX関数の行位置、FINDSEARCH関数の開始位置  などなど