ダウンロード

最適化分析ツール − ゴールシーク


メニュー
ゴールシークとは?
問1 利益見込みに対する設定小売価格
問2 カタログ制作費とページ数
問3 予算に対する利用可能なホテル
問4 損益分岐点における販売数
問5 販売数シミュレーション

ゴールシーク関連
サンプルファイルのダウンロード
リンクリスト
コメント参照/記入
解答を 全て展開 折り畳む

ゴールシークとは?

ゴールシークの表示方法

ゴールシークツールは、[データ]タブ→What-If分析ゴールシークから表示できます。


ゴール シーク(Goal Seek)について

ゴールシークは、最適化分析ツールとも呼ばれるコマンド群の 1 つで、

数式の計算結果が目標値となるように、代入する値の最適値を求めます。

エクセルでは、一般的には計算式に数値やセルを指定して計算結果を求めますが、
ゴールシークでは計算結果を先に決めて、その結果を得るために必要な元の数値を求めることができます。

ゴール シークを実行すると、数式が目標の値を返すまで、その参照元セルの値を変化させ、解をシミュレートすることが出来ます。

例:ローン完済のための月々の返済額

下の例は、借入額が150万円、年利3.0%の場合、24ヶ月で完済するには月々の支払いはいくらになるか?の問題

PMTという便利な関数を使うと、下のように月々の支払額を求めることが出来て、

月々64,472円返済していけば24ヶ月で完済できることがわかります。


例:月々6万円までしか払えない場合は?

完済までに何ヶ月を要するでしょうか?
ここで、ゴールシークの登場。
ゴールシークは、目標値になるように入力変数を逆算できます。


ゴールシークによる逆算値の求め方

1.「データ」タブにある「What-If分析」の「ゴールシーク」をクリック


  
2.下図のように入力します。

 ここでは目標値は「-60000」であることに注意。
 関数の定義から支払額マイナスで表現します。

 「60000」とすると発散して解は求まりません。

  

3.「OK」をクリックすると解が見つかったことを知らせるフォームが開きます。
 

OKをクリックすると、現在値が「変化させるセル」に書き込まれます。
ゴールシークによるシミュレートの結果、約26ヶ月掛かる事が判りました。

符号を間違えないこと
   目標値を60,000とすると収束せず、解は求まらないので注意。

数式で求める

ちなみに、複利計算のロジックを汎用的に公式化したものが下記ですが、
これから、n:支払月数を逆算して求めることを考えると、数式を見ただけで面倒なのがわかります。



ゴールシークは、このような場合に重宝します。

問1 利益見込みに対する設定小売価格

問題

ゴールシークを使用して、「新製品利益見込み検討表」の「利益見込み」を現在の800万円から1500万円にするには、「小売価格」をいくらに設定すればよいかを逆算し、セルに書き込みなさい。


完成例




解答例



問2 カタログ制作費とページ数

問題

カタログ製作費の合計を\7,000,000とするためには、ページ数を何ページとしたらいいか、ゴールシークを利用して求めてください。



完成例


解答例


下図のように答えが29.2と小数含みになります。
予算ですから以内と考えて29とすべきところでしょうね!

そのへんの考慮は、ソルバーで行います。


問3 予算に対する利用可能なホテル


問題

セル C3に「お客様ご予算(二名分)」を求める式を設定しなさい。

その後、お客様ご予算を「\700,000」とした場合、一人一泊いくらまでのホテルが利用できるかセル C11に求めなさい。  

完成例

解答例




問4 損益分岐点における販売数

問題

青枠内に数式を設定しなさい。

その後、ゴールシークを用いて、損益分岐点における販売数を求めなさい。


補足:

損益分岐点とは、利益も損失もちょうどゼロの点をいいます。
固定費と変動費の和(原価)が売上高と等しい点のことです。

ちなみに、点というのはグラフで考えたときの話です。

完成例



解答例




問5 販売数のシミュレーション

問題

青枠内に数式を設定しなさい。

その後、J4損益分岐点時の販売数をゴールシークを用いて算出しなさい。


完成例

解答例



ゴールシーク関連




×
PageTop