SUBTOTAL関数 は、SUM や AVERAGE のような集計関数ですが、
以下の際立った特徴があります。
・抽出表示されている部分だけが集計対象
オートフィルタと組み合わせると、抽出された(表示されている)項目だけを簡単に集計できます。
・集計方法をパラメータで指定できる
集計方法を数値で指定できるため、動的に計算方法を変更することが出来ます。
書式
SUBTOTAL(集計方法,範囲 1,[範囲 2],...)
集計方法
必ず指定。下表のように、数値で指定可
範囲 1
必ず指定。集計する最初の名前付き範囲または参照を指定。
範囲 2,...
省略可能。集計する名前付き範囲または参照を 2 〜 254 個まで指定可。
下の表では、オートフィルタの▼を使ってデスクトップパソコンのデータだけを表示させています。
表示項目のみ集計されるため、オートフィルタの抽出範囲を変えると集計値も変化します。
通常のSUM関数では、非表示の部分も含めて合計が計算されます。
このSUBTOTAL関数を使うと
表示されている部分だけ集計できますので便利です。
注意
オートフィルタを使わずに、単に非表示にしただけのセルは集計対象となります - 詳細例
元の表
オートフィルタで蜜柑以外
蜜柑以外の合計となる
蜜柑を非表示
全ての合計となっている
使用例2 - 動的な計算方法の指定
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